錦織圭が逆転負け 成長するジョコビッチに「自分が付いていけなかった」

 「テニス・全米オープン」(4日、ニューヨーク)

 男子シングルス3回戦で2014年大会準優勝で世界ランク56位の錦織圭(31)=日清食品=は年間グランドスラム(四大大会全制覇)を目指す世界ランク1位の第1シード、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)に7-6、3-6、3-6、2-6で逆転負けした。錦織はジョコビッチに14年大会準決勝で勝った白星を最後に17連敗となった。シングルスの日本勢は全て敗退した。

 今季の四大大会全制覇を目指す絶対王者の壁は厚かった。錦織は3季ぶりにセットを奪ったもののジョコビッチに17連敗を喫した。得意の速い展開でなく、深い返球を続けて重圧をかけるストローク戦で勝機を探ったが、逆転負け。約3時間半の熱戦で食い下がったものの「レベルを上げてくる彼に対して、自分が付いていけなかった」と力の差を見せつけられた。

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