石川祐希 東京五輪経て「目標がさらに明確に見えた」パリ五輪へ「成長するしかない」
バレーボール男子日本代表が6日、オンライン取材に応じ、12日から始まるアジア選手権に向けて主将の石川祐希(25)=ミラノ=は「アジアのチャンピオンになるという目標を持って取り組んでいきたい。五輪とはメンバーも変わっているけど、全員が活躍して優勝するチームを見ていただきたい」と意気込みを語った。
29年ぶりに8強入りした東京五輪を振り返り、「(優勝した)フランスにはチームメイトやよく知っている選手がいるので、そういった選手が勝ったことでより近く感じたというか、目標がさらに明確に見えた。手に届くところにあるんじゃないかと感じることができた」と手応え。「世界との差は縮まってきていると感じている。この悔しさをアジア選手権もだし、来年の世界選手権、ネーションズリーグは毎年あるけど、その先パリという風になってくるので、そこまでに成長するしかない」とまずは直近のアジア選手権に照準を合わせていく。
また、同大会は22年の世界選手権(ロシア)の切符がかかっており、上位2チームに入ることが最低条件。今回は、ともに五輪を戦った主力の西田有志らがメンバーから外れるなど、新たなチームで臨む。主将は「練習のミスとかは多少増えているけど、いろんなトライをやっているのでいい傾向にある」とし、「アジア選手権で一つ試す場所ではあると思うので、五輪を戦っていないメンバーと戦ったメンバーのバランスをうまく取りながら試合ができるんじゃないかな」と話した。