橋本聖子会長「成功かは歴史が証明」 五輪・パラ終了から一夜明け総括
東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)が大会終了から一夜明けた6日、東京・有明のメインプレスセンターで総括会見を行った。
コロナ禍による緊急事態宣言下での異例の大会が終了。橋本会長は100万件を超える関係者への検査と、感染症対策をまとめたプレーブックにより「安全最優先で大会を実現できた」とし「パンデミック後、世界初のグローバルイベントを開催し、パリにバトンをつなげたことを誇りに思う」と、胸を張った。
開催は成功か失敗かとの問いに「一定のバーは超えられたと思うが、私としては100%成功だったとは言えない」としつつ、その上で「完全な成功かどうかは歴史が証明してくれる。このレガシーを引き継ぐために、どのように活動していくかが大事になる」と評価は未来へと委ねた。
ほぼ無観客での開催で約900億円と見込んでいたチケット収入を失ったため、22年6月に解散する見込みの組織委は赤字が確実。今後は決算作業に入り、都、国を含めて負担を調整する。