ロコ・ソラーレ・藤沢、絶好調宣言 東京五輪・パラから刺激「よっしゃ頑張ろうと」
22年北京五輪につながるカーリング女子の日本代表決定戦(10日開幕、稚内)を前に、平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレのスキップ、藤沢五月(30)と、日本選手権女王の北海道銀行のスキップ、吉村紗也香(29)が9日、公式会見を行った。同決定戦の勝者は、12月の五輪最終予選(開催地未定)で五輪切符獲得に挑む。2大会連続出場を目指す藤沢は、今夏の東京五輪・パラリンピックから刺激を受けたと明かし「今度は冬の選手がバトンタッチ」と意気込んだ。
夏の情熱を引き継ぐ準備はできている。2大会連続五輪へ、正念場の一戦を迎えるロコ・ソラーレの藤沢は「チームとしてやれることはやってきた。あとはそれをどう氷の上で表現できるか。楽しみ」と、腕ぶした。
今夏開催された東京五輪・パラリンピックを見て、夢舞台への思いを改めて駆り立てられた。同じチーム競技のソフトボールに、女子バスケットボール、そしてパラリンピックでは“地上のカーリング”と呼ばれるボッチャなどをテレビ観戦。「スポーツの力を改めて感じて、モチベーションをもらった。“よっしゃ頑張ろう”と思って、毎日練習に向かっていた」と笑顔で話し、「次は冬の選手がバトンタッチして、応援してくださる人に感謝を伝える番。まずこの大会から頑張りたい」と、意気込んだ。
北海道銀行には今年2月の日本選手権の決勝で不覚を取った。ただ、この夏は軽井沢などに遠征し、男女問わず日本のトップチームを相手にどこよりも試合経験を重ねてきたという自負がある。「やれることを全部試して乗り越えてきた。チームとして団結力が出てきたし、状態はすごくいい。みんなワクワクしてる」。日本最強を証明し、冬の祭典への道を切り開く。