カーリングのロコ・ソラーレ・本橋麻里代表理事が１２日、ツイッターを更新。同日に２連敗からの３連勝という大逆転で日本代表の座を手にしたことを報告し、「ライバルがいてくれたから、ロコソラーレらしさを取り戻せました」と敗れた北海道銀行に敬意を示した。

　１８年平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレだが、日本選手権女王の北海道銀行に崖っぷちまで追い込まれた。最終戦も８－６の僅差、最終ショットまで勝敗の行方が分からない激闘だった。

　ロコ・ソラーレは北京五輪出場に望みをつなぎ、１２月の世界最終予選（オランダ、レーワルデン）に出場することが決まった。だが、本橋は「お互い本当に辛かった…」とツイート。続けて「本当に感謝しかありません。両チームへのご声援、有難うございました」と感謝した。

　試合後には落胆する北海道銀行のメンバーひとりひとりを抱き締めながら声をかける本橋の姿もあった。北海道銀行のスキップ、吉村紗也香は本橋から「ライバルがいなかったら、私たちもここまで強くなれなかった」と声をかけられたことを明かし、「私たちもロコさんがいたから強くなれた。最後まで楽しくカーリングはできました」と語っている。