カーリング・松村兄妹 北京五輪出場へ異例の“家族決戦” 混合ダブルス日本代表決定戦
2022年の北京五輪出場につながるカーリング混合ダブルスの日本代表決定戦は18日、北海道稚内市で開幕する。17日は前日会見が行われ、21年全日本選手権覇者の吉田夕梨花(28)=ロコ・ソラーレ、松村雄太(31)=コンサドーレ=組、松村千秋(28)=中部電力、谷田康真(27)=コンサドーレ=組、竹田智子(44)、竹田直将(42)=名寄協会=組が出席。異例の“家族決戦”へ意気込んだ。今大会を制したチームは、五輪出場権を懸けた12月の世界最終予選(オランダ)に出場する。
“家族決戦”が開幕する。松村雄にとって、松村千は実の妹で、ペアを組む吉田夕は義理の妹。松村雄が「(両親は)千秋を応援すると言ってました」と笑いながら明かせば、松村千は「きょうだいげんかしてこい」と激励を受けたという。
複雑な関係性は松村家にとどまらない。吉田、松村組のコーチは吉田夕の姉・吉田知那美(ロコ・ソラーレ)と両角友佑(TM軽井沢)。一方、松村、谷田組のコーチは阿部晋也がついた。松村、谷田、阿部は4人制男子でコンサドーレの同僚でいわば身内。竹田組も夫婦ペアと、代表決定戦でありながら“家族”の縁の深い大会となった。
12日には、4人制女子の代表決定戦をロコ・ソラーレが制し、日本代表権を獲得したばかり。吉田夕は「たくさんの人に見ていただけたと思う。ミックスダブルスでもたくさんの人に面白さを伝えていければ」と意気込んだ。北京五輪出場へ、まずは“家族決戦”を制す。