飛び込み・玉井 連覇逃すもリベンジだ パリ五輪で“二刀流”目指す「両方狙いたい」
「飛び込み・日本選手権」(18日、日環アリーナ栃木)
男子3メートル板飛び込み決勝で、東京五輪高飛び込み7位の玉井陸斗(15)=JSS宝塚=は395・55点で3位となり2連覇を逃した。須山晴貴(栃木県スポーツ協会)が443・55点で初優勝した。
3年後のパリ五輪では「両方狙いたい」と“二刀流”を誓う板飛び込み。連覇は逃した玉井だが「正々堂々と戦った。悔しいけど、3人で表彰台に乗れてよかった」と先輩2人と笑顔を見せた。
1週間ほど前に軽いぎっくり腰になり、痛みと戦いながらの出場。板はしなるため、高飛び込みよりも負担が大きいといい、決勝では「疲れが出た」と不安定な演技が続いた。それでも、予選でミスが出た6本目を完璧に決め89・25点の高得点を引き出すなど修正力の高さも証明した。
19日は本職の高飛び込みで実力を発揮する。「3連覇が懸かっているので、途切れさせないように。五輪からの成長を見せたい」と玉井。11日に15歳になったばかりの中学3年生が貫禄のダイブを見せる。