三浦龍司 3000メートル障害「こなした」連覇 箱根、パリ五輪へレベル上げる
「陸上・日本学生対校選手権」(19日、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)
男子3000メートル障害は、東京五輪で日本勢初の7位入賞を果たした19歳の三浦龍司(順大)が8分32秒47で2連覇した。対校得点の男子は順大が2年ぶり29度目、女子は日体大が4年ぶり9度目の優勝を果たした。
五輪で歴史的快挙を達成した19歳が、圧巻のレースを披露した。序盤から前に出ると、後続を引き離して独走。堂々の1位でゴールしたが、「ロードに移行している最中なので、キレはピークの時と全然違う。『満足』というよりは『こなした』という気持ち」と淡々と振り返った。
今年は3度日本記録を更新し、日本勢49年ぶりの五輪決勝進出を果たすなど大活躍だった。今季のトラックシーズンを終え、「思った以上に記録も出たし、かなり充実していた」と納得の表情で振り返った。
今後は来年1月の箱根駅伝などロードレースが控え、3年後にはパリ五輪もある。「3年後を見据えて、どんどんレベルアップしたい。苦手だったロードも克服したい」と今後の目標を掲げた。