桃田賢斗「変なプライドは捨てて0からチャレンジャー精神でいけたら」海外遠征に出発
バドミントン男子シングルスで世界ランク1位の桃田賢斗(27)=NTT東日本=が21日、海外遠征の出発前に羽田空港で取材に応じ、「変なプライドは捨てて、0からチャレンジャー精神で向かっていけたら」と意気込んだ。
金メダル候補として挑んだ東京五輪は、まさかの1次リーグ敗退に終わった。ショックのあまり、試合後は「3日間ぐらいはすごく考えました」。悩んだ末に、「順位や目標に対して気持ちが強すぎて空回りしてしまった。気持ちを張り詰めすぎず、柔軟に対応できるメンタルでいれたら」と、リラックスの重要性に改めて気付いたという。
24年パリ五輪は「出れるなら出たい」としつつも、「まだ目指してない」と話す。「積み重ねた先にあればいいかな」と、気負いすぎない姿勢を見せた。
今回の遠征では、男女混合国別対抗団体戦のスディルマンカップで高校生以来の主将も務める。目指すのは「ワイワイ系」の主将。「先輩たちがいなくなってしまった。もう頼る人がいないので、みんなで持ちつ持たれつで、元気にいけたら」と目の前の試合を見据えていた。