水谷隼、出演オファー殺到は五輪金メダルのご褒美「楽しい毎日」メディア行脚に充実感
東京五輪卓球混合ダブルス金メダルの水谷隼(31)=木下グループ=が21日、都内で行われた文部科学大臣顕彰・表彰式に出席した。萩生田光一文科相から表彰状を授与され、「このような名誉ある賞を受賞し、非常にうれしく思う。長い間、卓球をやってきて良かったなという気持ちでいっぱい」と充実感をにじませた。
日本卓球界初の金メダルを獲得したカリスマは、大会後は連日テレビなどの各種メディアに引っ張りだこ。卓球男子は長く日の目を浴びなかっただけに、出演オファーはほぼ全部受けるスタンスでハードスケジュールを送っているが、「たくさんメディアに出させていただいていて、それこそが自分にとって(金メダルの)ご褒美なんじゃないかと。どれもが自分にとって初めての経験で、ひとつひとつがすごく充実していて、楽しい毎日を送らせていただいている」と実感を込め、「今週もたくさん出させていただくのでぜひ見てください」と宣伝も忘れなかった。
集大成の東京五輪後は現役引退を表明している。選手登録をしているTリーグには限定的に試合に出場する可能性があるものの、「今は卓球選手としての活動をいったん終えて、自分がこれから何をしていくか探している状態。まだ答えは見つかってないが、何か皆さんの役に立つ仕事を見つけていきたい」と話した。