トム・ホーバス氏「大きいチャレンジ」男子バスケ監督就任会見
日本バスケットボール協会は22日、オンラインで会見し、男子代表監督に就任したトム・ホーバス氏(54)、女子代表監督に就いた恩塚亨氏(42)が所信表明した。
ホーバス氏は「すごい大きいチャレンジ。こういうチャレンジは好きです」と話し「私は熱い人。コーチングスタイルは変わらない」。素早い攻守の切り替えや、スピードを生かして攻め込み高い精度の3点シュートを生かす戦術は、今後も継続して浸透させる考えといい「面白いバスケができると思うし、(渡辺)雄太と(八村)塁もこのスタイルが合うと思う。応援してください、100%頑張ります」と話した。
24年パリ五輪出場を目標に掲げたが「五輪の経験で1番大きなことは、選手たちが僕のことを信じて、尊敬した。逆に私も選手たちを信じ、尊敬した。そこが大きいけれど、簡単にはできない。これからそういうリレーションシップを作りたい」。今後も女子で行ってきたのと同様に積極的に選手とコミュニケーションを取り、関係性を築く中で細かい目標設定を行っていくとした。
就任の打診について、東野智弥技術委員長は「目標を立てて、戦術的に落とし込めるトム・ホーバスコーチに期待をしたい」と説明。「日本のことを知り、日本バスケの文化を知り、そして世界に勝つための目標設定、それを戦略として落とし込む、ストラテジーの天才だと私は思っている。目標を掲げ、勝つ、金メダルと言い続け、ファイナルに出た姿が必要」と話した。