白鵬が引退 心身ともに限界 史上最多45回優勝 史上1位通算1187勝
大相撲の第69代横綱白鵬(36)=宮城野=が引退の意向を固めたことが27日、分かった。史上最多45回の優勝、史上1位、通算1187勝など数々の大記録を打ち立て、14年以上も横綱に君臨。右膝を手術し6場所連続休場から進退を懸けた先場所、全勝Vで復活を飾ったが、心身とも限界に達した。
現役で東京五輪の目標を果たし、約20年の土俵人生に幕を引いた。秋場所(26日千秋楽)は部屋に新型コロナウイルス感染者が出た影響で全休していた。
今後、引退の手続きを進めていく。2019年9月に日本国籍を取得しており、今後は親方として後進を指導する。
◆白鵬翔(はくほう・しょう=本名・白鵬翔)1985年3月11日生まれ。モンゴル・ウランバートル出身。宮城野部屋。2001年春場所初土俵。07年名古屋場所で新横綱。10年に史上2位の63連勝。通算1187勝は史上1位。19年9月に日本国籍取得。史上最多の優勝45回。殊勲賞3回、敢闘賞1回、技能賞2回。得意は右四つ、寄り、上手投げ。父ムンフバト氏(故人)は68年メキシコ五輪レスリング銀メダリスト。家族は紗代子夫人と1男3女。身長192センチ、体重155キロ。