五輪組織委・橋本聖子会長「世論調査では五輪6割、パラで7割が『開催してよかった』」
東京五輪・パラリンピック組織委員会は28日、都内のホテルで理事会を開催し、五輪・パラリンピックについての報告を行った。
冒頭あいさつで橋本聖子会長は「コロナ禍という未曾有の困難の中、大会の1年延期、原則無観客など異例づくしの大会でしたが、開催を信じ、努力続けて下さったアスリートの皆さんの力があったからこそと思っています。また、安全安心最優先で実施できたのは、国内外のスポーツ関係者の皆さま、報道関係者、パートナーの皆さま、公的関係機関の皆さま、視聴者の皆さま、すべての大会スタッフのご協力によるもの。改めて感謝申し上げます。アスリートからは感謝の声をいただき、バッハ会長からは『この五輪の後、日本人は世界中の人々から称賛されるだろう。青写真もない中、歴史をつくった』との言葉をいただいた」と、改めて述べた。
今後は赤字が確実な決算作業に入る。「世論調査では五輪で6割、パラリンピックで7割が開催してよかったと回答してくださっております。組織委は必要な役割を果たせた。1年延期やコロナ対策、無観客での支出や経費を精査の上、説明責任していく必要がある」と、話した。