鍵山優真が94・51点で首位発進 2日のフリーでは4回転ループを投入へ
「フィギュアスケート・関東選手権」(1日、アクアリンクちば)
男子ショートプログラム(SP)が行われ、21年世界選手権銀メダリストの鍵山優真(18)=オリエンタルバイオ=は、94・51点で首位発進を決めた。
冒頭の4回転サルコーは着氷が乱れ、お手つきとなったが、続く4回転-3回転のトーループ、最後のトリプルアクセルは鮮やかに成功した。ジャズ調のSP「ウェン・ユア・スマイリング」にのり、上々の滑りをみせた。今季初戦だった8月のげんさんサマーカップでは直前に右手の骨挫傷を負った影響で精彩を欠いたが、しっかりと立て直してきた。「すっきりした。今日は強い気持ちで滑ることができた。体が動いてくれた」と、納得の表情でうなずいた。
メダル獲得の懸かる北京五輪シーズン。2日のフリーでは冒頭に4回転ループを初投入する。「ループは調整が間に合ってない」としながら「ループ以外のできることをまとめたい」と力を込めた。