「ソフトボール・日本リーグ、ビックカメラ高崎１－０トヨタ自動車」（３日、甲賀市民スタジアム）

　３連覇を目指すビックカメラ高崎が首位攻防戦を制し、１２勝４敗で単独首位に立った。東京五輪日本代表のエース上野由岐子（３９）が１点リードの六回から登板し、２回を無安打無失点と好救援。東京五輪でもバッテリーを組んだ捕手の我妻悠香（２６）が三回に左翼へソロを放ち、決勝点となった。

　五回まで１安打無失点と好投した先発の浜村ゆかり（２６）を六回からリリーフした上野が、ライバルにつけいる隙を与えなかった。走者は四球の１人のみ。２三振でピシャリと締めた。この日は外野席まで観客が埋まっており「マウンドに上がる時にお客さんの拍手が背中を押してくれるのが、久しぶりでうれしかった」と上野。昨季リーグ戦、東京五輪と無観客試合が続いたため、大きな拍手に感謝した。

　決勝弾の我妻も「１点差のゲームにはなるかなと思っていたので、どういう形でも１点取れたのでよかった」と笑顔。五輪の疲労もなく好投を続ける日本代表のエースに「ずっと調子が下がることなく、いい状態で投げているのですごい。１点差でも危なげなく抑えてくれるので頼もしい」と感服していた。