石川佳純 すでに東京五輪は「1年前のよう」再始動を宣言「新しい目標に向かって」
東京五輪卓球女子団体銀メダルの石川佳純(28)=全農=が3日、都内で行われたイベントに出席した。夢の舞台から約2カ月が経過。「憧れの舞台でプレーできたことは私にとって宝物」と感慨深げに振り返りつつ、「まだ2カ月?ってくらい、1年前くらい(過去)のことのように感じる。終わった直後は悔しさもあり達成感もありという気持ちだったが、今はまた新しい目標に向かってスタートしたいなという気持ち」と晴れやかに再始動を宣言した。
五輪後は実戦から離れているものの、11月の世界選手権(米ヒューストン)にはシングルス、ダブルス(平野美宇とのペア)の2種目で代表に選出されている。「それに向けて今練習を始めているし、メダル獲得を目指して、また全力で準備していいプレーができるようにしたい」と意欲。また、4季目が開幕しているTリーグについても「近々出られたら」と、世界選手権前に出場する可能性を示唆した。
この日はアシックスのイベント「TEAM RED応援ユニホーム交換式」に出席し、五輪を応援してくれていたという子供の参加者2人と交流。お互いにメッセージを書いた日本選手団の応援ユニホームを交換した。石川は「すごく楽しかった。テレビを通して応援してくれていたんだなと感じてうれしかったし、プレーを見てもらうのはうれしくて幸せなこと。今日会えてうれしかった」と声を弾ませ、「みんなそれぞれ頑張るものがあるので、その背中を少しでも押せていたらうれしいし、自分ももっともっと頑張らないといけないなと思った」と背筋を伸ばしていた。