4分泳いでまさかの同着V「ビックリ」「よかった」女子400M自由形で珍事
「競泳・日本学生選手権」(8日、東京辰巳国際水泳場)
女子400メートル自由形決勝は、4分以上に及ぶ長旅にもかかわらず、2人が同タイムで優勝となった。東京五輪代表の小堀倭加(日大)と難波実夢(近大)が、4分7秒96の大会新記録で同着優勝。序盤は小堀がリードする展開だったが、終盤に難波が追い上げた。最後はタッチ差となったが、電光掲示板には両者に「1」の数字が並び、会場はどよめきに包まれた。
「2人で優勝できて良かった」と小堀が言えば、難波は「まさか同着になると思っていなかったのでビックリ」。2人でガッチリ握手を交わし、健闘をたたえ合った。
4月の五輪選考会を兼ねた日本選手権の同種目は、0秒02差で小堀が優勝しており「0・0何秒差は何回か経験したけど、同着は初めてだと思う」と難波。小堀は「毎回コンマ差なので、2人でもっと上を目指して頑張りたい」。互いに高め合い、さらなる高みを目指す。