「フィギュアスケート・近畿選手権」（９日、木下アカデミー京都アイスアリーナ）

　ジュニア女子でショートプログラム（ＳＰ）５位の吉田陽菜（１６）＝木下アカデミー＝が、フリーでトリプルアクセル（３回転半ジャンプ）２本を成功した。冒頭の３回転半－３回転トーループの連続ジャンプに続く３回転半も加点がつく出来栄え。３回転サルコー以外は着氷が乱れるなどしたが、大きなミスなく演技を終えた。

　１２４・１９点でフリー１位ながら、ＳＰのミスが響き、合計１７８・４１点で総合３位。吉田は「悔しい気持ちが一番大きい」と言う。目標の全日本ジュニア優勝を目指すだけに、３回転半を「２本決めたことは今回の収穫だったが、スピンの取りこぼしなどもあった」と反省点を掲げた。

　女子も世界は４回転時代。すでに４回転の練習も開始しているという吉田は「トリプルアクセル２本は、最低限自分がやらないといけない構成。一歩進んだとは思うけど、世界には近づけていないのでまだまだこれから」と話していた。