カーリング北海道銀行がスポンサー終了、部を新設 船山、吉村ら4人とは別チームに
女子カーリングの北海道銀行が11日、カーリングチーム「フォルティウス」とのスポンサー契約を11月30日で終了することで合意したと発表した。12月から北海道銀行はカーリング部を設立するため、9月にロコ・ソラーレとの北京五輪代表決定戦に出場した「北海道銀行フォルティウス」の選手は結果として2つのチームで別々の道を進むことになる。
「フォルティウス」所属選手のうち、船山弓枝、近江谷杏菜、小野寺佳歩、吉村紗也香の4人は「フォルティウス」として引き続き活動する。
また、伊藤彩未、田畑百葉の2人は、「フォルティウス」を退団し、新たに設立される「北海道銀行女子カーリング部」に所属して、カーリング活動を継続するとしている。
今回の決断は「フォルティウス」と北海道銀行が協議した上で合意したものとしている。
もともとはフォルティウスというチームを北海道銀行がメインスポンサーとしてサポート。「北海道銀行フォルティウス」として、日本選手権で優勝2回、14年のソチ五輪出場などの実績を残していた。今年9月の北京五輪代表決定戦では、ロコ・ソラーレに敗れた。
「北海道銀行フォルティウス」としての活動は、11月6日からカザフスタンで開催される、パシフィックアジア選手権が最後になる。
船山はチームの公式サイトに「2014年にはソチオリンピックで5位入賞。2018年平昌オリンピックと2022年北京オリンピックを目指せる環境を整えていただき、長きに渡る挑戦を共に歩んで下さった北海道銀行をはじめとしたスポンサー各社さまに心より感謝申し上げます。今後は今まで関わってくださった方々の思いを大切にしながら、『フォルティウス』としてカーリングに携わっていきたいと考えております」などのコメントを掲載している。