クレー射撃女子で5度の五輪出場を誇る中山由起枝(42)が13日、「今のところ競技者として第一線は退く意向です」と語り、国際大会などへの出場に区切りをつける方針を改めて表明した。東京五輪を集大成と位置づけていた。
一方で「銃(の所持許可)を返納するときが引退だと思っている」と説明。国内の小規模の大会には参加する可能性があるとした。
栃木県出身の中山はこの日、居住する茨城県結城市の市役所などを表敬訪問し、東京五輪の結果を報告した。夫の大山重隆とペアで挑んだ混合トラップで5位に入賞。賞状を手に「世界に通用する射撃を披露できた」と誇らしげに語った。