バスケ女子Wリーグ開幕へ 五輪銀の高田、町田、エブリンが決意 渡嘉敷も復帰
バスケットボール女子のWリーグは、16日のリーグ戦開幕を前にした14日、都内で記者会見を行った。東京五輪銀メダルメンバーはもちろん、女子アジア・カップ5連覇を果たした伸び盛りの若手ら実力者が集結するリーグ戦。「つなげ。ボールを、感動を。」と掲げ、五輪で生まれた感動を引継ぎ、さらなる感動の創出を目指す。
東京五輪で代表の主将を務めた高田真希(デンソー)は「Wリーグという舞台で、一緒に戦った仲間とまた戦い合って、切磋琢磨(せっさたくま)して、どんどん日本全体、リーグも選手もレベルが上がるのを楽しみにしている」と意気込み。昨季女王・トヨタ自動車の馬瓜エブリンは「1つ1つ勝ちきる、その先に優勝と考えて、チャレンジャーとして戦いたい」と抱負を語った。
司令塔としてチームをけん引した町田瑠唯(富士通)は「昨季は3位という悔しい結果で終わったので、今年こそは優勝を目指してチーム一丸で頑張りたい」といい「五輪を通してバスケットをたくさんの方に知っていただけたと思うので、もう一度Wリーグで盛り上げられるように頑張りたい」と話した。
一方で、右膝前十時じん帯断裂で東京五輪代表入りを逃した渡嘉敷来夢(ENEOS)は「五輪でたくさんの刺激を受けたので、このWリーグで受けた刺激を出したい」と気合十分。9月頃から練習に復帰しており、5対5など実戦形式の練習にも参加できているといい「開幕戦が復帰戦になる予定」とした。チームは主力選手の移籍などで戦力ダウンが懸念されるが「選手はみんな前を向いて、次へ向けてやるんだぞって気持ちでいる。状況は厳しいと言われているけれど、個人的にプレーをしていてそういうことはあまり感じていない」と一蹴。「一人一人がやるべきことをやればおのずと結果はついてくると思う。自分自身が中心となってチームをまとめて引っ張って、勝利へ導けたら」と力を込めた。