21歳・森重航「ビックリ」初V 大会タイ記録の34秒64 11月のW杯は「挑戦」
「スピードスケート・全日本距離別選手権」(22日、エムウェーブ)
男子500メートルは新星の森重航(21)=専大=が大会タイ記録となる34秒64で初制覇を果たした。
新浜と村上、世界トップクラスの実力を誇る2人に割って入ったのは、成長著しい21歳だった。「最後はとにかく全力で滑りきることだけ考えていた」と森重。同走の村上を0秒06差でかわし、初戴冠。「優勝できると思っていなかったので素直にうれしい。勝ちたい気持ちより、追いつきたい気持ちが強かったのでビックリ」と目を丸くした。
北京五輪の代表争いが一層激しさを増しそうだが「実感が湧かない。争いに入れると思っていなかったので」と控えめ。それでも「これから代表選考会へ気持ちを高めていきたい」といい、11月のW杯は「挑戦」と掲げた。