駿河台大が歓喜の箱根駅伝初出場 徳本監督「この子たちのこの顔が見たかった」
「箱根駅伝予選会」(23日、陸上自衛隊立川駐屯地周回コース)
本戦出場権10枠をかけて行われ、駿河台大が8位で悲願の初出場権を獲得した。
大学時代は法大のエースだった徳本一善監督は、本戦出場決定後に、日本テレビによるインタビューに応じた。「長かったようで、短かったようでというので。本当にこの子たちの、この顔が見たかったので、10年間、我慢してやり続けてよかったなと思っています」と歓喜に沸く選手たちの傍らで語った。
徳本監督の法政大学時代は98年から02年にかけて。明るい茶髪にサングラスがトレードマークだった。1年から活躍した“箱根のスター”だったが、優勝や快走が期待された4年時にはエース区間の2区で途中棄権という挫折も味わった。
思い出深い箱根への凱旋を前に「僕が法政時代はいつも面白いことをしてやろうと思って、箱根駅伝に挑んできたので、その気持ちはまだ監督になっても変わっていないので、うちのチームのいいカラーを箱根でぶつけたいと思っています」と意気込んだ。
今回の予選で本戦出場権を得たのは1位から順番に明大、中大、日体大、山梨学院大、神奈川大、法大、中央学院大、駿河台大、専修大、国士舘大。昨年、予選で敗れた中央学院大は返り咲きの出場。今年1月の箱根駅伝に出場した拓殖大、城西大は予選を通過できなかった。
今年1月の大会で10位以内に与えられるシード権を獲得し、すでに箱根駅伝出場を決めているのは駒大、創価大、東洋大、青学大、東海大、早大、順大、帝京大、国学院大、東京国際大。