島田麻央が浅田真央以来の連覇 4回転2戦連続成功「感覚分かってきた」
「フィギュアスケート・全日本ノービス選手権」(23日、滋賀県立アイスアリーナ)
ノービスA女子の島田麻央(12)=木下アカデミー=が、フリーの冒頭で4回転トーループに成功し、120・03点の高得点で優勝した。
島田は昨年のノービスA、一昨年のノービスBでも優勝。ノービスA女子での2連覇は、02-03年、03-04年シーズンの浅田真央以来18年シーズンぶり。自身の名前の由来でもあり、あこがれの存在に並んだことに「浅田真央さんと同じ場所に立てたのはうれしい」とはにかんだ。
島田は今年3月の京都府選手権で、4回転トーループを日本女子として試合で初めて成功させた。今月10日の近畿選手権でも成功し、2戦連続の成功。この日は2・66点の加点がつく高評価だった。「何回も降りていくにつれて、感覚とかが分かってきた。最初に跳べた時より力を入れずに跳べるようになった」と自己分析した。
この日の演技では4回転以外も、ルッツ-トーループの連続3回転、3回転フリップなどすべてのジャンプに成功。また、スピンもすべてレベル4を獲得し、プログラムの完成度を高めている。年齢的に1つ上のカテゴリーで、昨年3位に入った全日本ジュニア選手権(11月19日開幕、名古屋市)へ向け「自分よりうまい選手に負けないように試合に臨みたい。(試合前に)ジャンプの安定感をもっと出すことと、スピンなどでも負けないようにしたい」と抱負を語っていた。