南一輝 わずか0.034点差届かず銀 練習中の超大技で「無敵に」
「体操・世界選手権」(23日、北九州市立総合体育館)
種目別決勝1日目が行われ、男子床運動では初出場の南一輝(21)=仙台大=が14・766点で銀メダルを獲得。金メダルのイタリア選手とはわずか0・034点差だった。萱和磨は6位だった。
南は得点を見届けると、舌を出して悔やんだ。予選よりもやや着地が乱れて、わずかに頂点に届かなかった。「悔しい気持ちはある。ただ、攻めた演技はできた。元気が良すぎて動きすぎた」と振り返った。
東京五輪代表争いはけがもあって涙をのんだが、初の世界大会で存在感を示した。現在、国際大会で成功させれば「ミナミ」の名がつく超大技のリ・ジョンソンハーフ(後方抱え込み2回宙返り3回半ひねり)も練習中の床のスペシャリスト。「無敵というか誰にも負けない選手に、一番輝ける選手になりたい」と今後を見据えた。