高木美帆「4年前と違う自分見せる」北京五輪・パラ日本選手団公式服装発表で気持ち一新
22年北京五輪開幕まであと100日となった27日、北京五輪・パラリンピックで日本選手団が着用する公式服装が都内で発表された。今夏の東京五輪・パラリンピックに続き、デザインはオリパラ共通。公式スポーツウエアのダウンジャケットを着用して登場したスピードスケート女子の高木美帆(27)=日体大職=は「4年前とは違う自分を見せられたら」と、100日後に幕を開ける祭典へ思いを寄せた。
少しずつ肌寒さが増す東京で、冬季大会の公式服装がお披露目となった。式典・渡航用は紺色のジャケットにグレーのパンツ。胸元には新発表された「TEAM JAPAN」のエンブレムが入っている。公式スポーツウエアは、鮮やかな赤のジャケットにライトグレーのパンツ。デサント社製で、防寒・防風はもちろん機能性にもこだわった一着だ。
高木は「デザインも私好みでかっこいい。軽くて動きやすく、何より温かい。冬季スポーツの私たちには申し分ないウエア」と絶賛。「身が引き締まる思い。これからシーズンが本格的に始まるけど、もっと頑張ろうと思った」と話した。
今夏の東京五輪は「スポーツに対する考え方、向き合い方が変わるような期間だった」という。11月からのW杯では五輪の出場枠が懸かるほか、好成績を収めれば内定の可能性もあるだけに「まずはこのウエアを正式に着用できるように、切符を取らなきゃいけない」と高木。「久しぶりの海外遠征が楽しみでもあり、不安でもある中で、今日感じた思いを胸に秘めて進んでいきたい」と話した。
100日後に迫る冬の祭典では、個人で初の金メダル獲得が期待される。「平昌五輪を終えて、4年の時間を過ごす中で、さまざまなことを知って、感じて、その中でスケートと向き合ってきた。4年前とは違う自分を見せられたら」。金銀銅3つのメダルを獲得した18年平昌五輪から、より円熟味を増した滑りで世界を圧倒する。