三原舞依SP7位 万感「ウエルカムバック」に「うるうる」「最後は涙があふれた」
「フィギュアスケート・スケートカナダ」(29日、バンクーバー)
女子ショートプログラム(SP)が行われ、三原舞依(シスメックス)は67・89点で7位発進した。
冒頭のダブルアクセル(2回転半)を着氷。3回転ルッツ-3回転トーループの連続ジャンプはわずかに回転不足の判定を受けたが、大きなミスなく演技をまとめた。フィニッシュポーズを決めると、両手でガッツポーズ。そのまま両手で顔を覆った。
「6分間練習の時、観客席のフェンスに、『ウエルカムバック・マイ』と。名前がコールされたときもすごく温かい声援や拍手を送ってくださって。その時点でうるうるしていて、最後は涙があふれた。温かい中で滑らせてもらえて良かった」と三原。「緊張した中で大きなミスなく終えられたのはよかった」と笑顔を見せたが、回転不足とステップでレベル4評価を得られなかった点を挙げ「改善していけるように、プチ反省会を一人でしたい」と話した。
スケートカナダは当初、紀平梨花(トヨタ自動車)が出場予定だったが、負傷により欠場。三原の出場が決まっていた。
日本勢は、樋口新葉(明大)が69・41点で5位、河辺愛菜(木下アカデミー)は53・30点で12位。15歳のカミラ・ワリエワ(ロシア)が84・19点で首位発進した。女子フリーは30日(日本時間31日)に行われる。