またロシアから 15歳ワリエワがSP世界歴代2位の衝撃デビュー「うれしい」
「フィギュアスケート・スケートカナダ」(29日、バンクーバー)
女子ショートプログラム(SP)が行われ、15歳のカミラ・ワリエワ(ロシア)が衝撃のGPデビューを果たした。コストルナヤ(ロシア)が記録した世界最高85・45点に迫る、世界歴代2位の84・19点で首位発進。冒頭でトリプルアクセル(3回転半)を決め1・60点の加点を引き出すと、演技後半の3回転ルッツ-3回転トーループも鮮やかに着氷した。
また演技構成点でも、出場12選手中最高の36・15点を獲得。ジャンプだけに頼らないその強さを証明した。
その圧倒的な強さから、ファンからは「絶望」とも呼ばれる15歳。「うれしい。明日(フリー)も同じマインドセットで戦いたい」と話した。
2位は同じくトリプルアクセルを決めたトゥクタミシェワ(ロシア)で81・24点。3位で75・58点のコストルナヤ(ロシア)、4位で73・63点のアリサ・リウ(米国)もトリプルアクセルに挑んだ。
日本勢は、トリプルアクセル挑戦を回避した樋口新葉(明大)が69・41点で5位。三原舞依(シスメックス)が67・89点で7位、河辺愛菜(木下アカデミー)は53・30点で12位。女子フリーは30日(日本時間31日)に行われる。