五輪パラ金メダリストらに紫綬褒章 今回最年少の西矢椛「うれしい」

 政府は2021年秋の褒章受章者を2日付で発表した。受章者は808人(うち女性186人)と22団体。3日に発令される。学問や芸術、スポーツで功績を残した人に贈られる紫綬褒章に、東京五輪スケートボード女子で優勝した西矢椛(14)や、競泳女子個人メドレー2冠の大橋悠依(26)らが選ばれた。

 西矢は今回の受章者で最年少。紫綬褒章には「全然聞いていないけど、うれしい」と初々しく喜んだ。大橋は「そんなにすごいことをしたという実感はないが、頑張ってきたことを認めてもらえるのはうれしいし、光栄」とほほ笑んだ。

 紫綬褒章は計90人(うち女性35人)。五輪・パラリンピックの金メダリストは計77人が名を連ねた。体操男子で2冠を成し遂げた橋本大輝(20)は新たな勲章に「名誉ある褒章をいただき、身の引き締まる気持ち」と喜びを語り、車いすテニス男子の国枝慎吾(37)は「大変うれしく、光栄なこと。東京で多くの方に車いすテニスの面白さを伝えることができたことは、金メダルよりうれしかった」と顔をほころばせた。

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