岡沢セオンと坪井智也が村田諒太以来のメダル確定 ボクシング世界選手権
「ボクシング男子・世界選手権」(2日、ベオグラード)
準々決勝が行われ、バンタム級の坪井智也(25)=自衛隊=と東京五輪代表のウエルター級、岡沢セオン(25)=INSPA=がともに判定勝ちした。3位決定戦がないため2人は銅メダル以上が確定した。
日本男子のメダルは11年にミドル級で準優勝した村田諒太ら過去3人。2人は村田以来のメダルを獲得し、4日の準決勝に進出した。ミニマム級の荒竹一真(18)=駒大=はタイ選手に判定で敗れた。
セルビア選手とのサウスポー対決となった岡沢は、スピードで相手を上回り、鋭い右ジャブから攻撃を有効に組み立てた。フットワークを生かした防御でも相手をほんろうした。メダルが期待された東京五輪では2回戦敗退。今大会は「金メダルを獲る」と宣言し、3回戦で強豪のウズベキスタン選手を破った後には「日本が強豪国になる象徴の大会にしたい」と話していた。
坪井はサウスポーのバルバトス選手に5-0判定勝ち。2回戦で2016年リオデジャネイロ五輪フライ級金メダルのゾイロフ(ウズベキスタン)を破る大金星を挙げて8強入りし、勢いに乗っていた。