ラグビー日本代表 初先発WTBライリー「出た時に結果を出すことが大事」
「ラグビー・テストマッチ、日本-アイルランド」(6日、ダブリン)
ラグビー日本代表は5日、欧州遠征でのアイルランド戦へ向け、現地で練習を行い、代表初先発となるWTBディラン・ライリー(24)がオンライン取材に応じた。「スターティングは常に目指してきた。そこはすごくうれしいですけど、基本的にベンチから出てもスタートで出てもゴールは一緒だと思うので、しっかり出た時に結果を出すことが大事」と意気込んだ。
ライリーは今秋に日本代表資格を得た。10月23日のオーストラリア戦に途中出場し初キャップ。本職はCTBだが、相手はキックを多用してくると予想され、187センチ、102キロの体格でハイボール対策に期待もかかる。「ハイボールに関しては他の選手やコーチたちとしっかり練習をしてきている」と自信を見せた。
アイルランドとの対戦成績は1勝10敗と19年W杯1次リーグでの勝利のみ。今年7月の対戦ではリベンジを許した。今回、相手SOは通算100キャップ目となるジョナサン・セクストンが先発する。19年W杯と今年7月の対戦時は不在だったが、18年に世界年間最優秀選手に選ばれた36歳の実力者。世界的名手を相手にライリーは「彼は素晴らしい選手。アイルランドの中でもカギになる選手。勢いを彼が作っていくのでそこをしっかり止めることが重要」と警戒した。
欧州遠征での目標は3連勝を掲げている。「自分としてもチャレンジ。自信を持って臨みたい」。まずはライリーが強敵との一戦で起用に応える。