正代 30歳の誓い “凱旋”場所で汚名返上だ「まだまだ若い子に負けられない」
「大相撲九州場所」(14日初日、福岡国際センター)
大関正代(時津風)が5日、節目の30歳誕生日を迎えた。都内の部屋で稽古後、電話取材に応じ「まだまだ若い子たちに負けられない。(30歳は)前の年よりもいい年になればいい」と意気込んだ。
部屋では師匠の時津風親方(元幕内土佐豊)から祝われ、部屋にはケーキや胡蝶蘭(こちょうらん)が届いた。「一区切りの年。今まで以上に体のケアは気にしていく」と勝負の年に位置づけた。
先場所は8勝7敗とギリギリの勝ち越し。最近4場所は2桁勝利に届かず優勝争いにも絡めていない。元横綱白鵬(現間垣親方)が引退し看板力士として責任は増す。「大関として成績は残さなきゃいけない」と、汚名返上へ力を込めた。
熊本出身の正代は初めて大関として“凱旋”になる。2019年まで九州場所はすべて勝ち越し。敢闘賞も2回受賞し、ご当地との相性は抜群だ。「見に来る人も楽しみにされている。成績面でこだわっていきたい。元気のいい相撲を見ていただければ」と意気込んだ。