ラグビー日本代表 アイルランドに完敗 W杯では歴史的勝利も通算成績1勝11敗に

 タックルする稲垣=ダブリン(ロイター=共同)
 アイルランドのセクストンの突破を阻む坂手(左)ら=ダブリン(ロイター=共同)
 相手のキックにチャージを試みる姫野(右)ら=ダブリン(ロイター=共同)
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 「ラグビー・テストマッチ、日本5-60アイルランド」(6日、ダブリン)

 日本代表(世界ランク10位)は敵地でアイルランド代表(同5位)と戦い完敗した。「3戦全勝」を掲げて臨んだ欧州遠征の初戦を落とした。19年W杯1次リーグでは19-12で歴史的勝利を収めていたが、今年7月のテストマッチに続き同相手に2連敗で通算成績は1勝11敗となった。

 日本はテンポのいいアタックを受け続けた。前半4分に奪われたトライからハーフタイムまでに4トライ、1PGを許し0-29で折り返した。

 ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(HC)は「一つのポイントとして相手はFWのセットピースでプレッシャーをかけてくる。スクラム、ラインアウトのところでチャレンジになってくると思う」と勝負所を挙げ警戒していた。それでも、前半19分にはラインアウトの流れからもトライを奪われてしまった。

 「しっかり(セットプレーに)FWで対応ができれば、自分たちのバックスはチャンスを生かしてトライができるのではないかと思っている」と期待したバックス陣も思うような攻撃は展開できなかった。

 フッカー坂手淳史(埼玉)にイエローカードが出されるなど敗れた10月23日のオーストラリア戦と同様にペナルティを重ねた。

 0-41の後半16分にはWTBシオサイア・フィフィタ(22)=花園=が意地のトライを決めて反撃した。ただ、その後もトライを決められ点差を広げられた。

 欧州遠征では残り2試合。ポルトガル(同13日、コインブラ)とスコットランド(同20日、エディンバラ)と対戦する。

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