“夜の六本木”で加納虹輝V 大会初の屋外決戦で東京五輪エペ金の意地見せ安ど
「フェンシング・全日本選手権」(6日、六本木ヒルズアリーナ)
男女各種目決勝が大会初となる屋外で2部構成で行われ、夜の第二部は男子エペで東京五輪団体金メダルメンバーの加納虹輝(23)=JAL=が村上仁紀(あおぞら病院)を15-4で下し、初優勝を飾った。2年ぶりの有観客となった頂上決戦で、五輪金メダリストの貫禄を示した。
五輪金メダリストの加納が“夜の六本木”で躍動した。初の全日本タイトルを獲得し、「とてもホッとしているしうれしい。金メダリストの意地を見せられた」と喜びを語った。
今大会は2年ぶりに有観客で開催。金メダリストとしてファンの前でプレーするにあたり「若干プレッシャーは感じていた」という。それでも「(強さを)見せつけようと思っていたし、それで気合が入っていた」と11点差をつける圧勝で貫禄を示した。
11月4日には「現代用語の基礎知識選 2021ユーキャン新語・流行語大賞」が発表され、団体エペのチーム名「エペジーーン」がノミネート。「ノミネートされると思っていなかったのでびっくりした」と驚きながらも「めちゃくちゃうれしい」と笑顔を見せていた。