ラグビー日本代表 松島「アタック自体ができていない」アイルランドに55点差の大敗
「ラグビー・テストマッチ、日本5-60アイルランド」(6日、ダブリン)
日本代表(世界ランク10位)は敵地でアイルランド代表(同5位)と戦い完敗した。19年W杯1次リーグでは19-12で歴史的勝利を収めていたが、今年7月のテストマッチに続き同相手に2連敗で通算成績は1勝11敗となった。
序盤からテンポのいいアタックでディフェンスを破られ続けた。前半4分に奪われたトライからハーフタイムまでに4トライ、1PGを許し0-29で折り返した。最終的には計9トライを奪われ、55点差をつけられた。
試合前はキックを多用してくると予想していたが、実際にはパスをつながれ想定外の攻撃を受けた。FB松島幸太朗(クレルモン)は「アイルランドは真逆のことをしてきた。結局そこにプレシャーを与えられなかったことでやられてしまった。今のジャパンにはそういう修正能力が今後大事になってくる」と振り返った。
日本の得点は0-41の後半17分にWTBシオサイア・フィフィタ(花園)がトライを決めたのみ。思うような攻撃はできず、松島は「アタック自体ができていない。ミスのところを減らしていかないといけない」と厳しい表情だった。
欧州遠征では残り2試合。ポルトガル(同13日、コインブラ)とスコットランド(同20日、エディンバラ)と対戦する。