ラグビー日本代表 アイルランドに大敗 田村「相手が上手」名手セクストンに「脅威」
「ラグビー・テストマッチ、日本5-60アイルランド」(6日、ダブリン)
日本代表(世界ランク10位)は敵地でアイルランド代表(同5位)と戦い完敗した。19年W杯1次リーグでは19-12で歴史的勝利を収めていたが、今年7月のテストマッチに続き同相手に2連敗で通算成績は1勝11敗となった。
序盤からテンポのいいアタックでディフェンスを破られ続けた。前半4分に奪われたトライからハーフタイムまでに4トライ、1PGを許し0-29で折り返した。最終的には計9トライを奪われ、55点差をつけられた。先発復帰したSO田村優(横浜)は「日本代表はスピードと勢いというのが大事だと思うが、それがほぼなかった。アタックという面に関しては相手が上手でなかなかアタックしづらい試合だった」と振り返った。
勝利した19年W杯1次リーグと惜敗した7月のテストマッチ時には不在だった36歳のSOジョナサン・セクストンが日本を相手に初先発。アイルランド代表通算100キャップ目となり、圧巻のプレーでトライを決めるなど日本は苦しめられた。
セクストンと対戦した田村は「アタックで特に勢いがすごくありました。常に自分たちはゲインラインを突破され続けている状態だったので、今までと違う脅威を感じました」と力の差を認めるしかなかった。