大迫傑氏 区間賞の順大・三浦を「策士」と称賛 「19歳でできることではない」
「全日本大学駅伝」(7日、名古屋市熱田神宮-三重県伊勢市伊勢神宮=8区間106・8キロ)
2区(11・1キロ)は東京五輪男子3000メートル障害7位の順大・三浦龍司(2年)が31分30秒で区間賞を獲得した。たすきをつないだ後のテレビ朝日系によるフラッシュインタビューでは、東京五輪男子マラソンで6位入賞を果たした大迫傑氏もうならせた。
大迫氏は、現役を退いてからは初となる解説として中継に出演した。三浦に対して「策士というか、本当にうまいレース」とたたえた後で、最後1キロのスパートをレース前から準備していた作戦だったのか、感覚的にその場で飛び出したのかと質問した。
三浦は残り約1キロの地点の橋で先頭集団を引き離し、トップでたすきをつないだ。
大迫氏の質問に三浦は「前日の試走の段階でいい目印というか、赤い橋だったので、ここをラスト1キロというところで、ラストの切り替えの目標にしました」と明快に回答。大迫氏は「なかなか19歳でできることではないということで、素晴らしいレースだったと思います」と語った。
東京五輪の入賞者2人による掛け合いで、大迫氏は快走の三浦を高く評価していた。