箱根駅伝、予定通り実施を発表 沿道応援は「強く自粛求める」今年は18万人が観戦
関東学生陸上競技連盟は9日、来年1月2、3日の第98回箱根駅伝について、「慎重に協議を重ねてきた結果、予定通り2022年1月2日(日)、3日(月)に開催します」と、予定通りの実施を発表した。
今年の大会に続き、来年も「新型コロナウイルス感染症の影響下での開催となります」とした上で「選手を応援する熱い気持ちは、コース沿道から離れていても届きます。駅伝ファンの皆様には、今回もテレビなどを通しての応援を頂ければと思います」と説明。感染防止対策として「大学関係者や応援団、OB・OG、保護者による来場および沿道での応援行為については強く自粛を求めます。地域の皆さまには、応援のための外出をお控えいただき、特に沿道やスタート/フィニッシュ地点、中継所などでの観戦や応援行為はご遠慮くださいますようお願い申し上げます」と、応援の自粛を求めた。
今後の感染状況や社会情勢の変化などによっては、新型コロナウイルス感染症感染防止対策の見直しや、大会を中止する可能性もあるとした。
新型コロナ禍の中で実施された今年1月2、3日の大会では、2日間の沿道観戦者は18万人。20年大会の121万人に比べ、85%減だったが、沿道で手を振る人が途切れることはほとんどなく、ゴール前の規制外地点など一部では人垣もできた。ツイッターなどでは沿道に対して、厳しい視線が向けられていた。