ペアSP りくりゅうが73・98で3位発進、自己ベスト更新 NHK杯

 力強い演技を見せる三浦璃来、木原龍一組=代々木第一体育館(撮影・堀内翔)
 躍動感のある演技を見せる三浦璃来、木原龍一組=代々木第一体育館(撮影・堀内翔)
 華麗な演技を見せる三浦璃来、木原龍一組=代々木第一体育館(撮影・堀内翔)
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 「フィギュアスケート・NHK杯」(12日、代々木第一体育館)

 ペアのショートプログラム(SP)が行われ、先月のスケートアメリカで日本人ペア初の表彰台となる2位に入った三浦璃来(19)、木原龍一(29)組=木下グループ=は、自己ベストを更新する73・98点で、SP3位でスタートした。

 高さとスピード感のある冒頭のツイストリフトから、ジャンプも3回転トーループも着氷。スロー3回転ルッツも成功し、終盤のスピン、ステップ、豪快なデススパイラルまですべての技に加点がついた。演技後はスタンディングオベーションに包まれ、緊張が解けたような三浦を、10歳年上の木原が頭をポンポンとなでてねぎらった。

 三浦は「今日は恐る恐るプログラムをしていたのでもう少し落ち着いて滑りたかった」と反省。「どのエレメンツも失敗しないようにという気持ちがあったので、(自己ベストの)点数が出ると思ってなかった」とコロナ禍で離れていた自国開催の試合に加え、スケートアメリカの高得点で重圧があったことを明かした。

 一方、ペアを組んで3カ月で出場した19年NHK杯から昨季の世界選手権などを経て今大会まで、5戦連続でSPの自己ベストを更新し続け、進化は止まらない。木原は「練習から調子がよく心配なく臨めた。一つ自信が増えた」と自己評価。「前回大会(スケートアメリカ)からとれなかったものをしっかりとろうと思った。(レベルなどで)取りこぼしが出てもったいなかったが、毎試合コンスタントにできるようになったのはよかった」と手応えを口にした。

 日本勢10年ぶりのGPファイナルがかかるフリーへ、木原は「順位を狙いたい部分もあるが、まず前回の自分たちに勝つことが僕たちの今のテーマ。明日も変わらず前回の自分たちに勝つ」と冷静に話していた。

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