トランポリン森ひかる「五輪で引退する予定でした」涙の五輪から世界選手権へ再出発

 オンラインで取材に応じるトランポリン女子の森ひかる=13日
 森ひかる
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 トランポリンの世界選手権(18日開幕、バクー)に出場する日本代表が13日、オンラインで会見を行った。東京五輪代表の森ひかる(22)=金沢学院大ク=は「楽しいという気持ちを忘れないようにいきたい」と意気込んだ。

 再起の世界選手権だ。森はこれまで、18年大会で宇山芽紅と組んだシンクロで日本女子初の金メダル、19年大会は個人で男女通じて初の金メダルを獲得。東京五輪の金メダル候補として注目を浴びたが、五輪本番はまさかの予選敗退で、13位に涙した。「自分が思っていたよりも傷が深くて、ちょっと五輪のことを話されるとすぐに涙が出ていた。今やっとかさぶたができたかな」と、すぐには立ち直ることができなかった。

 「私は五輪でトランポリンを引退する予定でした」と明かすが、五輪後、約1カ月半の休息の後にトランポリンを飛ぶと心境の変化があった。「やっぱり楽しくて、トランポリンが好きだな」。次第に練習を再開し、再び世界の舞台に挑む決意を固めた。

 「先のことははっきりしていない。それをはっきりさせるための世界選手権」。そう位置づけて挑む大会には、長かった髪の毛を「ばすーん」と切り、肩までの長さにイメチェンして挑む。「しっかり調整できています」と、22歳は再起の舞台へ気合を入れた。

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