小平奈緒 満足2位「収穫多い初戦」

 「スピードスケート・W杯開幕戦」(12日、トマシュフマゾビエツキ)

 女子500メートルで平昌冬季五輪覇者の小平奈緒(35)=相沢病院=は37秒74で2位、男子500メートルで日本記録保持者の新浜立也(25)=高崎健康福祉大職=も34秒54で2位だった。村上右磨(高堂建設)は4位。女子3000メートルの佐藤綾乃(ANA)は4分10秒62で10位、男子5000メートルの一戸誠太郎(ANA)は6分30秒32で13位だった。

 久々の海外勢とのレースを滑りきった小平の表情はすがすがしかった。コロナ禍で昨季は国際大会の出場機会がなく、迎えた五輪シーズン。上位の顔ぶれも変わる中、第1日の500メートルで表彰台の一角を確保し「まだまだ上げていける部分はある。収穫の多い初戦」と満足そうに語った。

 股関節の違和感で狂いの生じた感覚を取り戻している最中。「周りの様子を見ながらだった」と爆発しきれなかったが、持ち味の中盤以降に力強く氷を捉えた。

 急成長したジャクソン(米国)が初勝利を挙げる一方、3季前に小平の連勝を止めたヘルツォーク(オーストリア)は背中を痛め欠場。オランダ勢はまだ本調子ではなく「(勢力図は)まだ分からない。決めつけないで、冷静に戦っていかないと」と、世界の情勢を見極めつつ自らを磨く。

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