トランポリン森ひかる 再出発「やっぱり好き」「五輪で引退する予定でした」
トランポリンの世界選手権(18日開幕、バクー)に出場する日本代表が13日、オンラインで会見を行った。東京五輪代表の森ひかる(22)=金沢学院大ク、写真=は「楽しい気持ちを忘れないようにいきたい」と意気込んだ。
悪夢の五輪から“再出発”する。金メダル候補として挑んだ東京五輪は、まさかの予選敗退で13位。演技後は涙し、「思っていたよりも傷が深くて、ちょっと五輪のことを話されるとすぐに涙が出ていた。今やっとかさぶたができた」と相当落ち込んでいた。
「五輪で引退する予定でした」とも明かしたが、約1カ月半の休息の後に再開したトランポリンは「やっぱり楽しくて、好きだな」と、再び世界の舞台への挑戦を決めた。「一番大事なことは楽しむこと」と重圧から解き放たれた表情だった。