太田捺 初V見えた 苦手馬術で圧巻ノーミス「怖かったのが楽しいに変わった」
「近代五種・全日本選手権」(13日、宇都宮市河内総合運動公園など)
女子が行われ、水泳、フェンシング、馬術の3種目を終えて、14歳の太田捺(根室スイミングクラブ)が792点で3位につけた。1位は12年ロンドン五輪代表の山中詩乃(自衛隊)で814点。男女ともに14日に最終種目の射撃・ランニングが実施される。
最年少の太田が苦手としていた馬術でノーミスの試技を披露し、初優勝を射程圏内にした。小学5年から馬術に取り組み始め「怖かったのが楽しいに変わった」と日々自信を深めている。
4日には国際近代五種連合(UIPM)が現行方式の5種目から、馬術を除外し、代替種目を検討すると発表したが、「(代替種目が)決まっていなくても頑張る」と前を向く。五輪出場を夢見る14歳が、日本の頂点を奪い取る。