カヌー・羽根田卓也が13度目V「水の神様が力を与えてくれてる」進退は「当面は未定」
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「NHK杯全日本スラローム大会」(14日、カヌー・スラロームセンター)
カヌー男子スラローム・カナディアンシングルで16年リオ五輪銅メダリストの羽根田卓也(34)=ミキハウス=が3年ぶり13度目の優勝を果たした。13日の日本選手権も制し、2日連続の優勝。自身の進退については「当面は未定」と話した。
レースを終えた羽根田は爽やかに笑った。「昨日から4本、非常にいいこぎができました。びっくりするぐらいいいパフォーマンス」。この日の決勝もギリギリの争いを制し、「葛西スラロームセンターの水の神様が僕を歓迎して、これからの明るいカヌーの未来に、僕に力を与えてくれてる」と振り返った。
東京五輪は涙の10位。12日の公式練習では、進退について「年内いっぱいはしっかり考えて、結論を出して報告したい」と話していた。大会を終え、「(五輪後)戦いの場から遠ざかっていたけど、自分の中でまたわき上がるものはすごく感じた」と刺激を受けた様子で、五輪イヤーを「最高の1年」と総括した。今後は、進退をじっくり考える時間に入る。