近代五種女子 14歳の太田捺が史上最年少優勝 将来は「五輪で金メダル」

 優勝トロフィーと金メダルを掲げる太田捺=宇都宮市河内総合運動公園
射撃・ランニングでゴールする太田捺=宇都宮市河内総合運動公園
射撃を行う(左から)山中詩乃と太田捺=宇都宮市河内総合運動公園
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 「近代五種・全日本選手権」(14日、宇都宮市河内総合運動公園)

 最終種目の射撃・ランニングが行われ、女子は前日の水泳、フェンシング、馬術の3種目を終えて3位だった太田捺(なつ、14)=根室スイミングクラブ=が1388点で、史上最年少での初優勝を果たした。2位は12年ロンドン五輪代表の山中詩乃(31)=自衛隊=で1384点。男子で東京五輪代表の岩元勝平(自衛隊)は1438点で4位だった。

 得意の射撃・ランニングで逆転勝利した。太田は前日の3種目で1位だった山中と22秒差でスタート。1周目で2位に浮上すると、3周目の射撃で山中を抜きさり、そのまま逃げ切った。

 初優勝となったが、「射撃が当たらなかったので納得いっていない」とゴール時に笑顔はなし。それでも、「ランニングで頑張った。1位を取れてよかった」と日本一の喜びをかみしめた。

 14歳ですでにW杯に出場するなど、今後も活躍に期待がかかる。「W杯で優勝して五輪で金メダルを獲得したい」と目標は明確。期待の新星が、世界のトップへと駆け上がっていく。

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