「ラグビー・テストマッチ、日本－スコットランド」（２０日、エディンバラ）

　日本代表のナンバー８姫野和樹（トヨタ）がスコットランド戦に向け１９日までにオンライン取材に応じ、「自分たちの真価が問われる試合。必ず勝って日本に帰りたい」と意気込んだ。

　欧州遠征初戦のアイルランド戦は５－６０で大敗した。テンポ良くパスをつながれ、想定外の攻撃を受けたことも敗因となったことで、姫野は「いろんなことに対応できるようにいい準備はできた。柔軟にグラウンドの中で対応していければ」と反省を生かし、「負けをしっかり意味あるものにする」と誓った。

　今季、ニュージーランドのハイランダーズでのプレー経験も自信となり個人としては好調が続いている。それでも、「自分自身のパフォーマンスが良かったとしても、チームとしてできないことの方が多いとすごくショック。残念な気持ちになる。やっぱり自分のプレーがチームのプレーにつながっていかないと意味がないし、チームの勝利というところで自分自身そこまで大きなインパクトを与えられていない」と満足はしていない。

　２０２０年はコロナ禍の影響で代表活動がなく、Ｗ杯フランス大会までは２年を切った。強化に遅れが出ている状況だが、姫野は「言い訳をしたくない」と語り、「今自分たちができることを、最大限のパフォーマンスで１００％できることにまずはフォーカスしたい」と力を込めた。

　【日本代表登録メンバー】

１クレイグ・ミラー（埼玉）

２坂手淳史（埼玉）

３バル・アサエリ愛（埼玉）

４ジャック・コーネルセン（埼玉）

５ジェームス・ムーア（浦安）

６リーチ・マイケル（ＢＬ東京）

７ピーター・ラブスカフニ（東京ベイ）

８姫野和樹（トヨタ）

９流大（東京ＳＧ）

１０松田力也（埼玉）

１１シオサイア・フィフィタ（花園）

１２中村亮土（東京ＳＧ）

１３中野将伍（東京ＳＧ）

１４松島幸太朗（クレルモン）

１５山中亮平（神戸）

▽リザーブ

１６堀越康介（東京ＳＧ）

１７稲垣啓太（埼玉）

１８垣永真之介（東京ＳＧ）

１９ベン・ガンター（埼玉）

２０テビタ・タタフ（東京ＳＧ）

２１斎藤直人（東京ＳＧ）

２２田村優（横浜）

２３ディラン・ライリー（埼玉）

　世界ランキング１０位の日本は、同７位のスコットランドと１９年Ｗ杯１次リーグ最終戦で勝利して以来の対戦となる。