日本代表スコットランドに敗戦 ジョセフHC「勝つことに魔法のレシピはない」

 「ラグビー・テストマッチ、日本20-29スコットランド」(20日、エディンバラ)

 日本は前半の苦戦が響き、スコットランドに敗れた。通算成績は2勝11敗。ただ、後半は巻き返しを見せ、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(HC)は「選手たちは日本らしいアタックをしてくれた。相手にプレッシャーをかけることができた。しかし、自分たちのミスから相手にチャンスを渡してしまった」と振り返った。

 世界ランキング10位の日本は同7位のスコットランドと19年W杯1次リーグ最終戦で勝利した以来の対戦。負傷していた主将のフランカー、ピーター・ラブスカフニ(東京ベイ)が復帰し、フランカー、リーチ・マイケル(BL東京)は2試合連続先発となった。一方、CTB中野将伍(東京SG)など経験の浅い若手も起用し、ジョセフHCは「すごくポジティブな経験」と育成面での手応えを得た。

 前半は苦しい展開となり、ノートライに抑えられアタックもSO松田力也(埼玉)のPG2本のみの6-19で折り返した。後半には経験のあるプロップ稲垣啓太(埼玉)や田村優(横浜)が投入され反撃に出た。

 12-26の同24分には同じく途中出場のテビタ・タタフ(東京SG)がトライを決めた。その後に松田がPGを沈めて20-26。1トライ1ゴールで逆転まで追い上げたが、最終的に及ばずW杯での勝利の再現とはならなかった。

 指揮官は「(19年W杯後)2年間の中でまだ5、6試合しかしていないことを考えても今回マレーフィールドでスコットランド相手に高いレベルの中で試合ができたと言うことに関しては自分たちの経験、学びとして今後に生かしていきたい」と強豪との対戦を前向きに捉え、「勝つことに魔法のレシピはないと思っています。しっかりと自分たちのラグビーをし続けることが重要」と地道に日本のラグビーを磨き上げていく。

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