鍵山GP2連勝でファイナル進出「もっともっと練習」 同学年佐藤も2位
「フィギュアスケート・フランス杯」(20日、グルノーブル)
男子フリーが行われ、SP首位の鍵山優真(18)=オリエンタルバイオ・星槎=は、フリー1位の185・77点、合計286・41点で優勝した。イタリア大会に続き、GP2連勝で初のGPファイナル(12月、大阪)進出を決めた。
今季から試合で取り組む4回転ループは回避したが、冒頭の4回転サルコーや4回転トーループ-3回転トーループの連続ジャンプを高い完成度で成功。演技後半のジャンプは乱れ、演技後は四つんばいになって肩で大きく息をした。「うれしいか悔しいかどっちかと言われたら、すごく悔しい」と鍵山。「GPシリーズ2試合優勝でファイナルに行けたことはすごく良かった」と受け止め「もっともっと練習をして、4回転ループだったり、後半でもいいジャンプが跳べるようにしていきたい」と話した。
また佐藤駿(17)=フジ・コーポレーション=は冒頭の大技4回転ルッツを着氷するなど、フリー3位の177・17点、合計264・99点で総合2位となり、GP初の表彰台。高校3年生の同学年2人がワンツーフィニッシュを果たした。「これからも2人で頑張りたい」と佐藤。鍵山も「ライバルだしいい存在。自分も負けないように頑張りたい」と語った。