貴景勝まげ掴まれて白星 照ノ富士と中日に勝ち越し

逸ノ城(右)に髷を掴まれ、反則勝ちとなった貴景勝=福岡国際センター(撮影・高部洋祐)
逸ノ城(右)に髷をつかまれ、反則勝ちとなった貴景勝(撮影・高部洋祐)
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 「大相撲九州場所・8日目」(21日、福岡国際センター)

 横綱照ノ富士と大関貴景勝はともに勝ち、全勝で勝ち越しを決めた。貴景勝は相手にまげをつかまれる、という思わぬ形での勝利となった。

 照ノ富士は遠藤が引いたのに乗じて難なく寄り切った。貴景勝は、突き押しを止められ、土俵中央で膠着状態になる長い相撲となった。その後、相手に寄って出られ、土俵下まで追いやられたが、物言いがつく。協議の結果、逸ノ城がまげをつかんでいたとの判定が下され、相手の反則で白星を拾った。

 大関正代は妙義龍に懐に入られたが、右に動きながらの突き落としで4勝4敗の五分に星を戻した。

 1敗力士では、関脇御嶽海、阿炎が白星。37歳のベテラン玉鷲は翔猿に蹴返しで敗れ、2敗に後退した。

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