ノービスの島田麻央が逆転優勝、3戦連続で4回転着氷「自分ができる今の演技ができた」

 「フィギュアスケート・全日本ジュニア選手権」(21日、名古屋市ガイシプラザ)

 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)4位の島田麻央(13)=木下アカデミー=が、4回転トーループに成功し、フリー1位の126・75点、合計188・51点で首位の住吉りをん(18)=駒場学園高=らを逆転して初優勝。浅田真央や安藤美姫の中学2年を上回る中学1年での優勝は、06年トリノ五輪金メダリストの荒川静香が達成した1994年以来、27年ぶりとなった。

 10月の近畿選手権、2連覇した全日本ノービス選手権、今大会と3試合連続で大技に成功。一つ下のカテゴリーであるノービスから参加に、島田は「優勝できると思っていなかったのでうれしい。自分ができる今の演技ができたかな」とはにかんだ。ジュニアはフリーが30秒長く、ジャンプ数も増えるが、4回転以外もすべて加点を得る安定感で他選手を圧倒した。

 荒川以来の中学1年での優勝。08年生まれの島田にとっては、トリノ五輪さえ生まれる前の出来事だが「すごい選手の次に優勝できたのはすごいうれしいです。イナバウワーが印象に残っています」と伝説は知っている。

 来季からはジュニアに本格参戦する。表現力を課題に挙げながらも「4回転1本は決められるようになってきたので、来年から4回転2本に挑戦したい」と宣言。希代のジャンパーの挑戦は続く。

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